2009年10月16日
河北新報夕刊に紹介記事
今日の河北新報夕刊に「アートフェスティバルin仁田谷地」の紹介記事が掲載されました!
ウェブ版の記事はこちら。
どうもありがとうございます。
みなさま、今週末はぜひ「仁田谷地・市民の森へ」おこしください!
(門脇篤)
2009年10月15日
アート茶室制作1日目
さて、今日明日の予定で「せんだい・市民の森を創る会」のみなさんが管理するこの「仁田谷地・市民の森」にアートな茶室を制作したいと思います。
プランはこちら。
朝5時起きでアトリエでいろいろ準備し、ようやく森に入ったのが11時前。
けっこう人が来ていて、つくったり、お話をしたりしています。
先日、訪れたときにつくっていた高橋健太郎さんやせんだい・市民の森を創る会のみなさんの、森の木を使った作品もできあがったようです。
大場順一さんは今回も大きな穴を掘っていました。
さて、「アート茶室」の設置ですが、当初は広場のように使われているエゴの木、通称シャンデリアの木のすぐ横に建てる予定だったのですが、森の入り口からそこへ至る途中に、ふと光のあたる平らな空間を見つけました。道はないのですが、それもまたいいように思い、そこに建てることにしました。
ということで制作開始です。
プラスティックダンボールでつくった「箱」を積み上げて壁をつくっていくのですが、「箱」の3分の1は今回のために用意した無地のもので、残りの3分の2はこれまで各地でつくってきたものです。
赤は北海道岩見沢から、緑は船橋、黄色は宮城県古川、白はおもに松本そして仙台からです。
それぞれ、おみこしや城、船や牛など、さまざまなものをつくるのに使ってきました。
そして今回は仙台の森で茶室。
公民館の方も視察にやってきてくださいました。
この「仁田谷地・市民の森」は、仙台市が進める「百年の杜」という事業の中で開かれた「里山講座」に参加した方たちが、講座終了後にも継続して何かをしたいということで、仙台市所有のこの森を借り受け、5年ほど前から手入れを行ってきた場所です。
毎月二回、下草刈りや間伐を行ってきた結果、実にいい森に仕上がり、市民のみなさんにも森を体験してもらえるようになってきたので、何かいいアイデアはないかとアートフェスティバルをやってみることになったわけです。
代表の上原さんは、近代以降、西洋型の都市公園ばかりが増えてしまったが、これからは日本独自の公園のあり方を提案していくべきだと言います。この仁田谷地の森は、仙台市中心部から車で20分あまりの場所にあるにもかかわらず、自然林がのこる「自然公園」です。
正確には市から公園に認定されるには至っていませんが、これからアートをはじめ、さまざまな切り口でこの場を市民参加の場にしていき、日本の「公園」のあり方を考えていきたいとのこと。実にすばらしい考えだと思います。
かなり趣は違いますが、札幌市郊外にあるイサム・ノグチが生前にグランド・デザインを行ったモエレ沼公園に行ったとき、そこがアートをはじめとしたさまざまな切り口で市民が企画を行っていく市民参加の場になっていることをお聞きし、とてもびっくりしたのをおぼえています。
東北のもつ風土や文化、自然といったものをいかしながら、この土地独自のルーツにもとづく「公園」を考えていけたら、本当におもしろいことになると思いました。
午後になるとだんだん森にいた人たちが一人帰り、ふたり帰りし、いつしかひとりだけになりました。
いつも協働制作スタイルで、わいわいと、時に戦争のようにつくるわけですが、今回は森の中でひとり静かにつくっているので、ひとつひとつながめ、それぞれができたときの思い出にもひたりつつ、ゆっくり制作。思えば、こういう風につくるのははじめてかもしれません。
ひとつひとつの箱にいろいろなものが立ち上ります。こういうのもいいですね。
蚊の大群に悩まされながら、5時近くまでがんばって7割くらいまでできあがりました。
あとは明日つづきをやります。蚊取り線香ももう売ってないかもしれませんが、どこかで調達してこようと思います。
ではまた明日!
(門脇篤)
2009年10月14日
明日からアート茶室制作
明日から仁田谷地・市民の森で、北海道や船橋、松本、宮城県内などでいろいろな人につくってもらったプラダンの箱を使い、アートな茶室を制作します。
今日はアトリエで柱部分や新たなプラダンの箱の切り出しなどを行いましたが、なかなか準備が間に合わず、明日も早朝から切り出し作業を行う予定で、森の中に入るのは午後からか、早くても午前中遅い時間になりそうです。
場所のわからない方はご連絡を ℡070-5621-2301
なお、制作状況はツイッターやフォトログで実況していくかと思います。
ツイッターアカウント http://twitter.com/kadowaki
フォトログ http://photomemo.jp/kadowaki
電話を新しくしたらやけに電池の減りが激しいのでもつかどうか心配ですがぜひフォローを!
(門脇篤)
2009年10月13日
馬頭琴コンサートは11時から
とうとう今週末18日(日)にせまった「アートフェスティバルin仁田谷地」のオープニングですが、エルデネダライさんらモンゴル3兄弟による馬頭琴コンサートは11時からの予定だそうです。
このほか、アートでは予定していた参加作家のほか、続々と参加者が増え、作品も増えています。野点もかなり本格的なものになりそうです。
どうぞ今週末は仙台中心部から車で20分のところにある「仁田谷地・市民の森」へおこしください。地図はこちら。
(門脇篤)
2009年10月11日
大場作品が完成したようです!
先ほど、「アートフェスティバルin仁田谷地」参加アーティストの大場順一さんより電話があり、「今日、作ってきた」とのこと。大場さんは明日と18日も制作を行うそうです。どうぞお楽しみに。
ちなみに下は大場さんの東鳴子での作品。ショベルカーで大地に穴を開け、地中を可視化するという作品でした。
ちなみに下は大場さんの東鳴子での作品。ショベルカーで大地に穴を開け、地中を可視化するという作品でした。
2009年10月07日
「にたやちアート茶室“HANARE-AN”」プラン
「にたやちアート茶室“HANARE-AN”」
アート・フェスティバルin仁田谷地
仁田谷地・市民の森(仙台市青葉区放山(はなれやま)保存緑地内)
2009年10月18~25日
門脇篤まちとアート研究所 門脇篤
作品概要
プラスティック・ダンボールを箱状にしたものを積み重ねて城や船、牛やみこしなどを各地でつくっています。箱は千葉県船橋市、長野県松本市、宮城県大崎市、北海道岩見沢市などで作られ、着々と増えています。
今回、放山(はなれやま)保存緑地内にある「仁田谷地の森」では、これら各地で作られた箱を使い、新たな箱も加えながら、森という環境をいかしてアートな「茶室」をつくり、完成後はアートな「野点」を行います。
にじり口から中へ入ると、切り取られた景観が掛け軸のように見える窓や、秋空が見られるつくりになっており、訪れた人は自然と人工(アート)との境目に身を置くことで、自然をより深く体験することができるでしょう。
作品制作・展示
10/15~16にメインとなる制作を行い、だいたいのかたちを完成。
10/18のイベント時には訪れた人にも茶室の一部になる「箱」をつくってもらうワークショップを行うとともに、茶室内でアートな「野点」を行う。
10/18~25展示。終了後、撤去。
2009年10月01日
アートな森の物語が始まります
アート・フェスティバルin仁田谷地
http://www.kadowakiart.com/nitayachi/
■2009.10.18.sun ~10.25.sun
■仁田谷地・市民の森(宮城県仙台市青葉区)
●アートな森の物語がはじまります
仙台市中心部から車で20分ほど、葛岡墓園となりに「仁田谷地の森」はあります。この森はわれわれ「せんだい・市民の森を創る会」が、「人と自然が共生する里山づくり」を目指し、手入れを行ってきた仙台市所有の保存緑地です。
森の手入れも一段落し、これからいろいろな人にこの森を体験してもらおうと、このたび第一回目の「アート・フェスティバルin仁田谷地」を開催するはこびとなりました。宮城在住の3人のアーティストに森でアート制作を行ってもらうとともに、森の材料を使ったワークショップや、コンサート、茶会、芋煮会、下草刈り体験などもあわせて実施します。
森にはシンボルツリーとなっているエゴノキのほか、コナラ、コブシなどの雑木があり、手入れするにしたがい、さまざまな花も咲き始めています。仙台市中心部からこれほど近いところにありながらも自然林が残る貴重な森であり、ぜひこの機会に自然にふれる大切さを、楽しみながら体験ください。
▼10/18(日)10:00~15:00頃、雨天決行
・森にある材料を使ったアートづくりワークショップ
・馬頭琴コンサート ・芋煮会 ・下草刈り体験
・アート茶室作りワークショップとアート野点
※茶室の主人を募集中(老若男女問わず)
▼10/18~25 アート作品展示〔大場順一、高橋健太郎、門脇篤ほか〕
※制作:高橋(9月下旬)、門脇(10月15日~)、大場(未定)
■入 場:無 料(芋煮は数に限りがあります)
■主催・問合せ:せんだい・市民の森を創る会(担当:上原啓五)
Tel022-222-0250 fax022-222-0243 sakuteisha@h7.dion.ne.jp